今回は岸見 一郎さん、 古賀 史健さんが書いた 「嫌われる勇気」をお正月に初めて読んだので、そこで印象に残ったことを、ビジネスとも共通点を挙げながら、私なりの視点でつらつらと書いていきたいと思います。
「嫌われる勇気」はアドラー心理学を解説した本
「嫌われる勇気」ですが、2017年は刑事ドラマ化もする、すごく有名な本ですね。
この本は「アドラー心理学」について、青年と哲学者の対話形式で解説している本です。
アドラー心理学のアドラーとは、フロイト、ユングに並ぶ3大心理学者の1人です。
このアドラー心理学の「個人」に目を向け「人生はシンプルだ」と説いたところが、人の目を気にして、現実を複雑だとして悩む、現代人の心に刺さったんですね~。
人生は「見方」でどんな風にも変化する
人生で「起こること」はコントロールできないものも多いけれど、その「起こったこと」に対する見方は、自分でコントロールできます。
コントロールできることが多ければ多いほど人生はシンプルになります。
マイナス思考は直せます。
「自分の課題」と「他者の課題」を分けることで人生はすごくシンプルになる

「嫌われる勇気」では、多くの人を悩ましているのが、「こうやったらあの人に嫌われるんじゃないか?」という、「他人の心の中を推測する話」であるといいます。
しかし、「嫌われるかどうかを考えても無駄」と「嫌われる勇気」では言われています。
なぜかというと、「自分を嫌うかどうか」=「あの人の問題」だからです。
「私がコントロールすることはできるものではない」ので考えても、エネルギーの無駄遣いになってしまうということですね。
どうせエネルギーを使うなら、「自分のしたいこと」を追求することにエネルギーを使おうと。
実際自分の挙動一つで態度を変えるような人とはかかわらない方が自分のためですしね…。
確かに、ネットビジネスで何か発信するときも「誰かに嫌われるかも」と思って何か発信するより、「9割の人は嫌いかもしれないけど、誰かがすごく好きになってくれるかも」という気持ちでいると堂々と発言できますよね。
ネットでは特に相手の顔が見えず自分から発信することが多いですからこの意識は大切にしたいですね。
「誰かが好きになってくれたらいい」と思って先鋭的に発信している方がが魅力的に映るし相手の心にも響くと思うので、私も意識していきたいですね(o^―^o)
「他者貢献」をすることで長く幸せになれる
人が幸せになる一番の方法は、かっこ悪いところも含めて、「ありのままの自分=存在自体」を好きになること。
「良い自分を誰かに認められること」ばかり意識し「かっこいい自分を追求する」ばかりでは幸せになれないんですね。
自分の「ありのまま」存在意義を認識するために、一番良い方法で、長く幸せでいる方法としてあげられているのが、「他者貢献」です。
(ボランティアもそうですし、私は元保育士なのですが、子どもとのかかわりはまさにそれですよね。
お金持ちでもお金をたくさんもっていても、慈善事業を始めたりして、「ありがとう」と言われて自分の価値を見出す、ということも多いです。)
この他者貢献は、夫婦間でも子どもとの関係でもできます。
その中で大きく他者貢献できる可能性があるのが「ビジネス」です。
人とのかかわりがやっぱり多いので。

もちろん最初は実績を作るのが肝心なので、「贅沢するぞ!」とも思ってぐわーーっと頑張るのが大切なのですが、実績ができてもなお、長く幸せでいたいと思ったら、「他者貢献」を考えられるビジネスがいいなと思いますよね。
私も他者貢献をして「自分も満たしつつ、人も幸せになれるような」長く続くビジネスをやっていきたいです。
過去と未来と今を切り離し、「今ここを生きる」ということが一番幸せになれる
人生とは、目的に向かって線のようにあるものではないんですね。
人生で一番いいのは、「『今』楽しくダンスを踊り続けて、踊っていたらいつのまにかこんなところに来ていたの?」というものだということです。
「今、楽しいね」の瞬間が、たくさん積み重なった結果が人生だった、っていうのがいいということです。
確かに、仕事も、本来は「自分の得意なことで人の役に立って楽しいね」っていうものなので、「楽しいことの繰り返しをしてて、気づけば進化していた」というものがいいですね。
なので私も、「今していることの目的」とか「どこに向かうのか?」を考えすぎずに「今自分がしたくて、人の役に立つこと」を楽しみたいものだなと思いました。
まず最初は自分だけの利益を考えて実績を作るエネルギーが大切ですけどね。
ということで何かまた企画したときには後先かんがえず「今ここ」を一緒に楽しんでいきたいと思います(^▽^)/
「嫌われる勇気」まとめ
「嫌われる勇気」を見て感じたことをビジネスや人生観に照らし合わせて振り返ってみましたが、いかがだったでしょうか。
あなたが思ったこと、「嫌われる勇気」を過去に読んで思ったことなど、ぜひコメントで教えてください~(o^―^o)
(「嫌われる勇気」頑固な青年が哲学者にたびたび怒り出すのが面白くて、飽きずに読むことができるのですごいな~と個人的に思いました。)