実家暮らしのみんなってどのくらいの割合で貯金をしているのでしょうか?家に回すお金を引いて貯金して…でどれくらい貯まるものなのでしょうか?貯金できないという人の理由も一緒に調査しました。実家暮らしの貯金割合は?貯金できない理由も調査!ということで見ていきましょう。

目次
実家暮らしの社会人のメリットデメリット!どう思う?

実家暮らしの社会人が、最近の不況もあり増えている傾向にあります。特に関東圏の人は大学も実家から通って、そのまま就職という場合があり、結果実家暮らしを続けることもあるようです。一人暮らしの人からみると「親に甘えている」「自立していない」などというイメージもあるようですが、その実家暮らしのメリットデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
実家暮らしの社会人メリットとは?
実家暮らしの社会人の時代が私もあったのですが、やはり家賃を払わないのでお金が貯まります。それだけ貯金しやすい傾向もあるので、一人暮らしを始める前と一人暮らしを始めてからというのは、かなり貯金に差がつきました。
やはり一人暮らしでしたら色々と物をそろえていきたくなるので、そちらでもお金がかかるので、実家暮らしはお金が貯まりやすいことがメリットといえます。また家事をすべて一人でする必要がないので、時間もそれだけ余裕をもてることとなります。
実家暮らしの社会人デメリットとは?
では実家暮らしの社会人のデメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。一人でやりくりするという必要があまりないので、経済観念が一人暮らしの人よりはしっかりしていない人が多い印象です。社会人といえど実家にいれば当然両親・兄弟などとのかかわりがありますので、自由気ままに暮らすというところはやはり一人暮らしよりも制限が多少あります。
「自立していないのかな」と印象ももたれる可能性があるのがデメリットではないでしょうか。
実家暮らし平均貯金額は?

実家暮らしのメリットとデメリットを見てきましたが、その実家暮らしの平均貯金額はいくらなのでしょうか。
貯金のない世帯 | 平均値 | 中央値 | |
20代 | 41.0% | 183万円 | 30万円 |
30代 | 34.2% | 415万円 | 130万円 |
40代 | 30.4% | 614万円 | 300万円 |
50代 | 29.5% | 1124万円 | 408万円 |
60代 | 28.1% | 1765万円 | 740万円 |
20代から60代を掲載していますが、やはり年代が上がるごとに実家暮らしの貯金額は上がっていっています。平均値に対して中央値が低めのところを見ると、実家に暮らしながら、少数の多く貯金している層がいるということも分かります。
実家暮らし貯金の割合
実家暮らしでは、家賃がない分一人暮らしより多く貯金ができる傾向があると思いますが、いくら位貯金をするのがいいのでしょうか。実家暮らしでは、お給料の2~3割を貯金するといいと言われています。
会社員の平均年収が400~450万円というのが国税庁の調査なのですが、実家暮らしで2~3割を貯金するとすると、平均年間80~135万円が貯金できることとなります。
月収で考えると、
- 手取り20万円の人は6万円
- 手取り30万円の人は9万円
- 手取り40万円の人は12万円
- 手取り50万円の人は15万円
程度を貯金できると安心ということになります。会社に入ってすぐはこれだけ貯金することは難しいかもしれませんが、半分でもいいので目標貯金額を決めて毎月コツコツ貯金をすることを心がけるようにしたいところです。
実家暮らし生活費はどれくらい入れる?
生活費には家賃、水道、電気代、インターネット、食費などいろいろな費用がかかるのですが、そちらの生活費を実家に入れている人と入れていない人といると思います。その生活費をどれくらい入れたらいいのかについて見ていきます。
生活費は、自分の分を払うとして渡すという考えでいくとうまくいきます。例えば両親との3人暮らしなら3で割った額を支払うことになります。受け取られない場合は、その分を貯金するようにすると、経済感覚も養われてきますし、外食や旅行などで返せるようにするというのも一つの手です。
貯金は無理をしない方がいい?
貯金をするのにあれもこれも節約しようとすると、ストレスがたまって他に衝動買いをしてしまったり体調を崩してしまったりすることもあります。なので、貯金をするときは、一定額貯金することを決めたら後は使ってもいいことにするなど、ストレスを貯めない自分のやり方でしていくことが一番です。
実家暮らし貯金なしでも大丈夫?

実家暮らしだったら、急に収入が無くなっても大丈夫という安心感はあるかもしれませんが、いつ何が起こるかもわかりませんし、両親にも何が起こるか分かりませんから、貯金はしておいたほうがいいです。浪費をしない、貯蓄をするという習慣を身に着けておかれるといいです。
実家暮らしで貯金できない人の特徴!なぜ?

実家暮らしは比較的貯金をしやすいという傾向があると思うのですが、貯金できないという人もいます。それはなぜなのでしょうか。見ていきたいと思います。
貯金目標額を決めてない
まずは「〇円貯金する」という貯金目標額を決めていないことが特徴です。いつか貯まるだろうという曖昧な気持ちでいるとなかなか貯まりにくいものです。毎月の目標額とともに、どれだけ貯金したいかを決めておくといいです。
その際、ボーナスに頼ってしまうとお金が貯められないときも出てくる可能性があるので、ボーナスは考えずに決まった額を貯蓄するようにしましょう。
衝動買いをする
衝動買いをする人も貯金できにくいです。「本当にこれは必要なものか?」と考えて、できるだけ計画的に購入を決めておくようにしましょう。
貯金癖がついてない
そもそも昔から入ったお金はすぐに使ってしまって貯金する癖をつけていないということもあります。貯めたお金は使わないようにして、お金を毎月貯めることを習慣化し、貯まっていくことに楽しみを見出せるようになると、貯金癖がついてきたといえるでしょう。
支払額を把握していない
毎月、水道、電気、家賃、インターネット代…などいろいろな支払額があると思うのですが、そちらの額を把握できていないと、計画的にそれ以外のお金を貯金に回すこともできないので、貯金しづらくなります。なので、毎月いつのタイミングでどれくらいの額を貯金する必要があるのかを把握しておくようにされるといいです。
実家暮らしが貯金できるようになるための改善方法は?

実家暮らしで貯金ができるように改善するにはどうしたらいいのかについて見ていきましょう。
現金で買う
貯金できない人は、クレジットカードで買い物を繰り返ししてしまい、いつの間にかお金がなかったということがあります。なので、使ったお金を把握しにくいクレジットカードはできるだけ使わないようにして、現金で買う習慣をつけていくと貯金がしやすいです。
ギャンブルをしない
衝動買いの他に、ギャンブルをしているという人もいます。ギャンブルをすると一見お金が貯まりそうな気はしますが、だいたいは勝つことができない仕組みになっているので、貯金をしたい場合はギャンブルをすることを控えておかれるといいと思います。
実家暮らしとにかく貯めたい時は?
実家暮らしでも、とにかく貯めたいというときには、銀行口座を2つ以上に分けて、「ここは使わない口座」など決めて貯金を決めた口座にするようにするとと貯めやすいです。また、「財形貯蓄」や「積立型の生命保険」「公社債型の投信信託」「学資保険」なら貯蓄と同じくお金を貯めておくことができて、後でおろすこともできます。
年間100万円貯めることができれば、1000万円の貯金も夢ではないので、決めた額を貯金していきましょう。
実家暮らしの貯金割合は?貯金できない理由も調査!まとめ
さてここまで実家暮らしの貯金割合は?貯金できない理由も調査!ということで見てきました。あなたが貯金をしていく額を上げるのに、自分で今の給料に上乗せして稼いでいくというのも方法の一つです。