記事のプライバシー問題についてGoogle Adsenseのエキスパートに質問をし、回答をいただきましたのでシェアします。
※転載禁止
アドセンス剥奪の噂について
Q1.
(略)
京都アニメーションの件でアドセンス剥奪があるとお聞きしました。
一般人の被害者・加害者の記事は書かないようにしているのですが現在気をつけるべきことはありますでしょうか。
また、芸能人の高校などプライベートな情報を書いた記事は違反となり、Googleアドセンス使用権利を剥奪されることがありますでしょうか。
また、ポリシー違反も出ずにアドセンスが剥奪されることがあるのでしょうか。
A1.
この度は、弊社ポリシーにつきましてお問い合わせいただき誠にありがとうございます。
京都アニメーション様の件につきましてですが、こちらは特に審査において慎重に確認しているトピックでございます。
また、事実、こちらのコンテンツを書かれて違反措置がつく可能性もございます。
ですが、Google としましては京都アニメーション様の一件を全面禁止しているのではなく、
以下のようなコンテンツ掲載はされないようお願いしております。
1. 加害者・被害者名に関する情報や画像の記載
2. 根も葉もない噂や陰謀論
具体的な例ですが、
まず、1 につきましては被害者や加害者の名前や画像は違反措置となるケースがございます。
事件発生時には被害者の安否確認のツイートが流れておりましたが、そちらに関するツイートを記載したことで違反措置になったというケースが先日ございました。
そのため、基本的にはお名前と画像はお避けいただけますと幸いでございます。
2 ですが、今回の一件がたとえば政府絡みの事件であるといったことや、
犯人が在日朝鮮人であるという確実な証拠のない記事が多々ございました。
このような陰謀論、根拠のない噂の流布やヘイトスピーチは違反措置、
最悪の場合、アカウントの停止となります。
なお、今回の違反措置の件ですが、京都アニメーション様の事件であるからという理由での厳しいん審査ではなく「社会的に影響のあった事件や報道」に関しましては同様の審査措置がつきます。
起きないことを切に願いますが、今後同様な悲惨な事件、震災などが発生した際には
加害者・被害者情報や掲載される情報の信憑性につきましてお気をつけいただきますようお願い申し上げます。
なお、芸能人や著名人のプライベート情報につきましては、
上記と同様の審査基準がつきます。
1. 情報が正しいか
2. 根も葉もない噂や人種・病気に関する内容は無いか
3. プライバシーを侵害する情報が含まれていないか
4. 事務所によっては画像開示の許可がない場合、不承認となるケースもある。
なお、具体的にどの事務所は禁止であるという基準はございませんが、
基本的にはご開示される情報につきましてお気をつけいただきますようお願い申し上げます。
長々となり恐れ入りますが、本件に関しましてその他ご不明点などございましたらお気兼ねなく本メールにご返信くださいませ。
何卒よろしくお願い申し上げます。
Q2.
いつも本当にお世話になっております。
お返事ありがとうございます。
根も葉もない噂に関してですが、
例えば芸能人の彼女や出身高校などに関する噂がある場合、
「こういった噂があるが正しい事実かまだ確認されていない。」
といった噂があることについて客観的事実を書くことは違反になりますでしょうか。
また、人種や病気については
「こういった噂があるが正しい事実かまだ確認されていない。」
といった噂があることについて客観的事実を書くことは違反になりますでしょうか。
お忙しい中申し訳ありませんが、教えていただけるとありがたいです。
A2.
ご連絡誠にありがとうございます。
免責事項をいれていただくことで違反措置を回避できる可能性は大いにございますが、
噂の深刻度によっては免責があった場合でも難しい可能性はございます。
極端な例となり恐れ入りますが、
たとえば書かれた内容が「~ の家族はヤクザの噂がある」、「~ の彼女は流産経験の噂がある」、「~は朝鮮人の噂がある」
というものですと、免責があった場合でも大いに人格否定、ブランドイメージの損失となることから、審査部門の判断によっては不承認とする可能性もございます。
非常に曖昧な回答となり恐れ入りますが、その他ご不明点などございましたらお気兼ねなく本メールにご返信くださいませ。
何卒よろしくお願い申し上げます。
Q3.
詳しく教えていただきありがとうございます。
本当に助かります。
免責事項につきましては
・サイトの内容の正確性や安全性は保障出来ないこと。
・サイトの情報により不都合や損失が発生しても責任は負えないこと。
・サイトの情報は、予告なく、変更や削除の可能性があること。
こちらを記載しておけば良さそうでしょうか。
A3.
ご連絡誠にありがとうございます。
はい、ご共有いただきました 3 点で必要な免責内容はカバーされておりますので、
ご安心いただけますと幸いでございます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
タトゥーや反社会、薬物についての記載について
Q4.
・芸能人やスポーツ選手が反社会にかかわっている、または疑惑、または過去かかわっていたこと(ニュースなどで報道済み)を書いているコンテンツ
・芸能人やスポーツ選手が現在薬物にかかわっている、または疑惑、または過去逮捕歴があること(ニュースなどで報道済み)を書いているコンテンツ
はアドセンスポリシー違反にかかわりますでしょうか。
A4.
この度は、ポリシーにつきましてお問い合わせいただき誠にありがとうございます。
以下、ご案内差し上げます。
>・芸能人やスポーツ選手が反社会にかかわっている、または疑惑、または過去かかわっていたこと(ニュースなどで報道済み)を書いているコンテンツ
・芸能人やスポーツ選手が現在薬物にかかわっている、または疑惑、または過去逮捕歴があること(ニュースなどで報道済み)を書いているコンテンツ
はアドセンスポリシー違反にかかわりますでしょうか。
基本的に禁止事項ではございませんが、
もし信憑性が低い情報でございましたら、渦中の方(芸能人・選手)のブランドイメージを損なうことから違反となる可能性がございます。
また、過去の使用歴や疑惑に関しましても、
確実性のある情報であればご紹介いただくことは問題ございませんが、
客観的事実としてご記載いただきますようお願い申し上げます。
(可能であれば、その他のメディア様の記事参照などがございますと、より信憑性が高くなります)
>スポーツ選手など含め反社会の方以外も外国人スポーツ選手などでタトゥーをしている方もいると思いますがそういった話題や、タトゥーをしている画像は
はアドセンスポリシー違反にかかわりますでしょうか。
タトゥー、入れ墨につきましては基本的に問題ございませんが、
画像内に以下のような描写がございましたら、不承認となるケースもございます。
1. タトゥー手術と血
2. タトゥーイメージが性的もしくはグロテスクな内容
3. 性器や胸などに記載されているタトゥーアート
一旦ご案内は以上となりますが、本件に関しましてその他ご不明点などございましたらお気兼ねなく本メールにご返信くださいませ。
何卒よろしくお願い申し上げます。
ゆいゆいの見解
サイトに免責事項を記載するべき。
(2つ以上のサイトを作っている人は他のサイトにも載せる)
▼免責事項に書くべき内容
- サイトの内容の正確性や安全性は保障出来ないこと。
- サイトの情報により不都合や損失が発生しても責任は負えないこと。
- サイトの情報は、予告なく、変更や削除の可能性があること。
上記サイトの「免責事項の書き方」が参考になります!
差別的な内容を書かない
エキスパートが例で記載してくださっているように
- ヤクザの噂がある
- 流産の噂がある
- 朝鮮人の噂がある(と言って昔は差別していたこともあるから?)
ことを断定したり噂についての記載したりすることについては、それが事実でも噂でも、見ている人が傷つく可能性もあります。
差別的な文章にみられる可能性もあるので、記載は止めた方がいいかと思います。(韓国人であることや外国人であること自体の記載は個人的に差別ではなさそうな気がしていますが…)
また、虫眼鏡キーワードや、ライバルが記事にしているものの中に、病気や障害に関する話題がある場合もあると思います。
これに関してですが、特に深刻度が高かったり差別的な内容になる場合、また事実でなく噂にとどまっている場合、記載をしないほうが安全かと思います。
社会的影響力の大きい事件や、一般人が被害者・加害者になっている事件については触れない
必ず配慮したいところです。
悪口や批判は書かない
全体的に記事は応援をしたり中立的な立場で文章を記載するようにします。
噂にとどまっている話題は断定をしない
事実でないことを決めつけないようにしていきたいです。
以上です。